まとめ 本日12月6日はスオムスいらんこ中隊所属のエリザベス・F・ビューリング少尉と第504統合戦闘航空団「アルダーウィッチーズ」所属のドミニカ・S・ジェンタイル大尉のお誕生日!


5621231_20181205231225b9f.png006_2018120523085107b.jpg

いらん子ReBOOTが連載されている
今だからこそ
ラジオウィッチーズを聞いてほしい!

【LNAF.OA第41回その1】ラジオワールドウィッチーズ
▲現在配信中のラジオウィッチーズはエリザベス・F・ビューリング役の行成とあさんのゲスト回!
特に聞いてほしいミニドラマなんですが、ラジオは1945年という設定で放送されてるのですでにウィッチを引退しているビューリング。いらん子中隊を、智子やハルカたち昔の同僚を懐かしむ様子が聞けちゃいます!

        ____
      /      \    連載中のいらん子リブートでは普通に飛んでるのに
     /  ─    ─\   こっちではすでにウィッチを辞めてる
   /    (●)  (●) \  時間の流れを感じるメディアミックス作品ならではの面白い仕掛けよね
    |       (__人__)    |   ___________
   \      ` ⌒´  ,/   .| |             |
   ノ           \   .| |             |
. /´                   | |             |
 |    l              | |             |
 ヽ    -一ー_~、⌒)^),-、    .|_|___________|
  ヽ ____,ノγ⌒ヽ)ニニニニ   _|_|__|_

【エリザベス・F・ビューリング】

004_20171206221633976.jpg

005_201812052245368fa.jpg

005_20171206222347ce4.jpg

006_201712062230588a3.jpg

007_20171206224628e7e.jpg

008_20171206224758ddf.jpg

003_201812052240048e0.jpg

004_20181205224145a4d.jpg


【ドミニカ・S・ジェンタイル】

001_201712062208104c5.jpg

002_201712062209190c4.jpg

p51shangrila.jpeg

1945 ロマーニャ郊外 夏

カーテンの隙間から差し込む、柔らかな朝日で目がさめる。
簡素だが最低限のものはそろった部屋。清潔なシーツと柔らかい枕。
壁にはローマニャの風景画なんて掛かっている。

ここは病室だ。

戦場で負傷した私は、応急処置を施された後、ここに来たらしい。
らしい、というのは、当時のことをよく覚えていないからだ。

ネウロイとのコンタクトを目的とした、トラヤヌス作戦は失敗に終わった。
そのこと自体に、さしたる感慨はない。ウィッチがなにかと特別扱いされるはいえ、
私は末端の一兵士に過ぎないのだ。
ネウロイとの会話?そんなものは学者先生が考えればいい。

問題はその後のことだった。カールスラントを転戦していた頃にも見たことがない
巨大なネウロイの巣。突然現れた”あれ”によって、ヴェネツィアは落ちた。そして、私も。

魔力を限界まで消耗し、視界が黒く染まる。もうネウロイの、個々の姿が判別できない。
最後におぼろげに覚えているのは、私を抱き寄せた力強い両手の感覚と、
互いを気遣いながら戦闘をする、ウィッチ二人の声だ。

その声の主が、病室のドアをノックしている。
時間のことがどうとかやり合っている二人の声なら、ドアの向こうからでもよくわかる。
私は二人を部屋に招き入れた。

「アンジー、どうだ?」
私に問いかけてきたのは、気怠げな雰囲気をまとった長身のウィッチ、“大将”ドミニカ大尉。

「大将!やっぱりアンジェラさん、まだ寝てたところじゃないですか!」
こちらは、少し小柄なジェーン・ゴッドフリー大尉。二人とも、私が所属する部隊の同僚だ。

「いや、起きてたから、気にしないで欲しい」
私が答えると、二人は今日の目的を話し始めた。

「こんな朝早くからごめんなさい、昼まで待とうって言ったのに、大将ったら聞かないんだから」
「ジェーンが張り切ってドーナツ揚げてたからな。私も張り切ってみた」
「ちょっと大将!なんですぐばらすのよう。サプライズのつもりだったのに」
「そうか、すまん」

どうやらジェーン大尉が、見舞いにお手製のドーナツを持ってきてくれたらしい。
幸い、というわけでもないが、私の傷は外傷がほとんどで、食事に関しては問題がない。

「ありがとう、いただきます」
早速渡された包みを開けると、ほんのりと甘い、生地と砂糖の匂い。
シンプルなシュガーコートのドーナツだ。

「どうせなら、一緒に食べる?二人とも朝早かっただろうから」
「そりゃいいな」
「だから大将!ちっとは遠慮ってもんをですね!」

賑やかなやりとりに心が和らぐ。
その一方で気がかりなこともあった。戦場で孤立した私を救出したさいに、ドミニカ大尉が
負傷し、一時入院していたと聞いたからだ。
どういっていいかわからない。だが、今を逃せば、余計言いづらくなるだろう。

「すまない」
結局そんな言葉しか出てこなかった。

「何が?」
ドミニカ大尉に聞き返される。

「何って・・・私のせいで、大尉は負傷したのだろう?」
そういう私に、ドミニカ大尉は不思議そうに首をひねる。

「わからんことをいうな。私が負傷したのは「ネウロイのせい」だ、あんたのせいじゃない」
「いや・・・しかし」

ドミニカ大尉を相手に話すと、一事が万事この調子だ。
これ以上どう話せばいい?そんな私の様子を見かねてか、ジェーン大尉が助け船を出してくれる。

「ほらもう、大将がそんなだからアンジェラさん困ってるじゃないですか」
「そうか?」
「でも、本当、気にしないでくださいね。だいたい大将が無茶苦茶な飛び出しするから
 怪我するんです!自業自得って奴です!サポートする方の身になって下さいです!」
「ジェーンのサポートは完璧だったぞ。惚れ直した」
「あうっ」

やれやれ、この二人を見ていると、「いろこいざた」には興味がない私でも、
表情がゆるんでしまう。

「笑った」
ドミニカ大尉に言われる。

「私が笑っては、おかしいか?カールスラント人じゃあるまいし」
「おかしくはないさ」

そういうドミニカ大尉の、いつもの気怠そうなポーカーフェースの陰から、ちらり
と喜びの色が見えたようだった。

「帰るぞ、ジェーン」
「ええっ!来たばかりなのに」

目的は達したとばかりに、来たときと同じばたばたとした様子で二人は帰っていった。

結局、食べていかなかったな。もぐもぐと甘いドーナツをほおばりながら、
窓から見える、二人乗りのバイクを私は見送った。

003_201712062215448f8.jpg

01_20171220230338b2b.jpg

02_20171220230337567.jpg

03_20171220230336037.jpg

504_20171220231148bb0.jpg





Source link